保育園の「お絵かきの時間」が変わった日
福岡市にあるひまわり保育園の年長クラスで、ちょっと特別なお絵かきの時間が行われました。担任の中村先生(20代)が企画した「自分だけのフィギュアを作ろう」というイベントです。
「普段のお絵かきの時間も子どもたちは楽しそうですが、『自分の絵がフィギュア風になるよ』と伝えた途端、目の輝きが変わりました」と中村先生は振り返ります。
イベントの流れ
テーマは「自分の好きなもの」
中村先生が選んだテーマは「自分の好きなもの」。好きな動物、好きな食べ物、好きなキャラクターなど、何でも自由に描いてもらいました。
「あえてテーマを広くしたのは、一人ひとりの個性が出るようにしたかったから。結果的に、20人の園児から20通りの全く違う絵が集まりました」
描いている時の様子
いつもより真剣に描いている園児が多かったそうです。
「ふだん5分で描き終わる子が、30分以上かけてじっくり描いていました。『フィギュア風になるから丁寧に描く!』と言っていた子もいて。自分の絵に特別な価値を感じてくれたんだと思います」
中には「描き直したい!」と何度もやり直す子もいて、子どもたちの熱意に先生方も驚いたとのことです。
フィギュアのお披露目
全員の絵をFigmeeでフィギュア風に変換し、翌日のクラスで大画面に映してお披露目会を開催しました。
「自分のフィギュアが映し出されると『キャー!』と歓声が上がって。友だちのフィギュアにも『かわいい!』『すごい!』と大盛り上がりでした。一番人気は、恐竜を描いたたくまくんのフィギュアで、みんなが『見せて見せて!』と集まっていました」
先生が感じた教育的効果
中村先生は、このイベントを通じていくつかの効果を感じたそうです。
自己肯定感の向上
「普段あまりお絵かきに自信がない子も、フィギュア風になった自分の絵を見て嬉しそうにしていました。『上手に描けなくてもいいんだ、自分の絵が認めてもらえるんだ』と感じてくれたようです」
友だちの個性を認め合う
「友だちのフィギュアを見て、『○○ちゃんの絵って面白いね』『こんな色使い、思いつかなかった』と、お互いの良さを発見する姿が見られました」
創作意欲の活性化
「イベント後、自由遊びの時間にお絵かきを選ぶ子が増えました。『また次もフィギュアにしたい』という声もあり、描くモチベーションにつながっています」
保護者の反応
イベント後、保護者にもフィギュア画像を共有したところ、大きな反響がありました。
「『子どもが家でもフィギュアの話をしていました』『自分でもやってみたい』というお声をいただきました。中にはご家庭でFigmeeを使い始めた方もいらっしゃるようです」
中村先生からのメッセージ
「保育の現場では、子どもの表現を大切にすることが基本です。Figmeeは、子どもの絵を『すごいね』と言葉で褒めるだけでなく、実際にフィギュアという形で見せることで、子ども自身が自分の表現の価値を実感できるツールだと感じました。また実施したいと考えています」




