「もう何もいらない」と言われたときの贈り物
お菓子もお花も嬉しいけれど、毎年となると悩みます。そして祖父母世代からよく返ってくるのが「もう何もいらないよ」という言葉です。
この言葉が意味しているのは多くの場合「置き場所が増えるのが負担」であって、「気持ちが伝わるものはいらない」ではありません。だから贈り物の条件は、置き場所を圧迫せず、孫の存在を感じられるものに絞られます。
孫の絵が贈り物として強い3つの理由
- 他では手に入らない — 同じものが二つとなく、値段では代替できません。
- 会話のきっかけになる — 来客に見せられ、電話でも「あの絵の子ね」と話題が続きます。
- 形式を選べる — 額装したプリント、共有リンク、3D データ。相手の生活に合う形を選べます。
遠方の祖父母にはどう届けるか
総務省の令和7年版情報通信白書によれば、インターネット利用率は13〜69歳の各年齢階層で9割を超える一方、70歳以降は年齢が上がるにつれて低下する傾向があります(出典: 総務省 令和7年版 情報通信白書)。
つまり60代の祖父母なら共有リンクを送るだけで十分見てもらえますが、70代以上には印刷物を添えるほうが確実です。相手の年代で届け方を変えるのが実務的なコツになります。
| 届け方 | 準備するもの | 向いている相手 |
|---|---|---|
| 原画をそのまま渡す | なし | 近くに住んでいて、直接会える |
| フィギュア風画像をプリントして額に入れる | 印刷代・フレーム代 | デジタルに不慣れな世代 |
| 共有リンクを送る | スマートフォンのみ | 普段からスマホを使う世代 |
| 3D モデルデータを一緒に見る | 5 トークン | 帰省時に一緒に操作してあげられる |
3D データはブラウザで回して見られます。開き方は無料で3Dモデルを見る方法5選で紹介しています。
贈り方のコツ
- お孫さんから直接手渡しする — 同じものでも、渡す人が変わるだけで受け取り方が変わります。
- 原画とプリントをセットにする — 元の絵と、そこから生まれた作品を並べると「変換された」ことが伝わります。
- 描いたときの言葉と日付を添える — 「これはおじいちゃん。つりざおもってる」という一言のメモが、作品以上に効きます。
- 動画メッセージを添える — 絵を見せながら説明する30秒の動画で十分です。
実際に祖母へ贈った事例はおばあちゃんへの世界一のプレゼントで紹介しています。
作り方の手順
- お孫さんの絵を、明るい場所で真上から撮影する
- Figmee にアップロードしてフィギュア風画像を生成する
- 仕上がりを確認し、必要なら 3D モデルデータ(GLB / 3MF)を生成する
- プリント、または共有リンクで届ける
登録すると、フィギュア風画像の生成が最初の5回まで無料で使えます(登録から3ヶ月間有効・同一メールアドレスにつき初回登録時のみ)。3D モデルデータの生成は 5 トークンで、トークンは 5 トークン 550 円から購入できます。詳しくはFigmeeの料金プラン解説をご覧ください。撮影のコツは子供の絵をきれいに撮影するコツにまとめています。
※実物フィギュアのお届け(住所への配送)は準備中(Coming Soon)です。現在はフィギュア風画像と3Dモデルデータのダウンロードに対応しています。書き出したデータは外部の3Dプリントサービスで出力できます。
権利まわりで気をつけること
絵の著作権は、描いた本人であるお孫さんにあります。著作権は創作した時点で自動的に発生し、登録などの手続きは不要です(無方式主義・著作権法第17条第2項。出典: 著作権法 日本法令外国語訳データベース)。
家族へのプレゼントは私的な範囲の利用にあたるため問題ありませんが、次の2点は確認しておくと安心です。
- SNS に載せる場合 — 園名・名札・本名が写り込んでいないかを確認する
- アニメやゲームのキャラクターを描いた絵 — 家庭内で楽しむのは私的使用の範囲ですが、公開や販売には権利者の許諾が必要です
考え方の整理は3Dモデルの著作権入門にまとめています。
贈るタイミング
誕生日、敬老の日、お正月の帰省、母の日・父の日、そして特に理由のない普通の日。敬老の日は9月の第3月曜日で、2026年は9月21日です(出典: 内閣府「国民の祝日について」)。敬老の日に絞った贈り方は敬老の日に孫の絵のフィギュアを贈ろうと敬老の日に贈る孫のアートで解説しています。
まとめ
祖父母が本当に喜ぶのは、値段ではなく孫の存在が感じられるものです。絵を1枚選んで撮影するところから、今年の贈り物を組み立ててみてください。他の記念品と比べたい方は子供の記念品おすすめ12選もどうぞ。




